[stacked books] 最近積んだ本(2021/1/16)

改めてご説明しますと、”本を紹介したいんだけど、どんどん積まれていく一方なので、読んでから感想を書くとだいぶん先になってしまうので、読んだときでなく、買ったときに『買った理由』を紹介する” というコーナーです。

『読書の腕前』岡崎武志

読書に関する本をみつけると、とりあえず手に取ります。この本は裏表紙の解説のところに『「ツン読」の効用』というキーワードがあって、積ん読にやはりどうしても罪悪感を抱きがちな自分の心に、なにか響くものがあるのではないかと思い、入荷しました。

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寝床で読む、喫茶店で読む、電車で読む、バスで読む、トイレで読む、風呂で読む、目が覚めている間ずっと読む…。ベストセラーの読み方から、「ツン読」の効用、古本屋との付き合い方まで。“空気のように本を吸う男”が書いた体験的読書論。

 

『リスクテイカー』 川端 裕人

マネーゲーム関係の話も大好きです。3人の若者が国際為替市場に仕掛けた3日間戦争、という紹介文でサッと、カゴにインしました。

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「9・11以前」のニューヨーク。ビジネス・スクール卒業後、ヘッジファンドを旗揚げした3人の若者が、伝説的ファンドマネジャーの出資によってウォール街に挑戦状を叩きつける。最先端の経済物理学を駆使して、国際為替市場に仕掛けた3日間戦争…そのスリリングなマネーゲームの結末に見える「マネー」の正体とは。

『本棚探偵の冒険 』 喜国 雅彦

これも古本と読書に関する本で、しかもジャケットがかっこよかったので手に取りました。著者の喜国さんがどんどん古本にハマっていく様子がたのしそう。文庫本ながら装丁もかなり凝っていてお得感があります。

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「傷だらけの天使たち」「日本一の男の魂」などの著作で知られるマンガ家・喜国雅彦。その一方、古本マニアとしても超有名人である。その彼が古本にまつわるエピソードを独特な語り口とイラストで表現。造本も彷彿とさせる仕様。

 

『NOVA 1—書き下ろし日本SFコレクション』 伊藤 計劃, 円城 塔 , 北野 勇作 , 他

外国SF作品の翻訳・書評で有名な大森望さんの編集した日本SF作家のアンソロジー。好きな作家さんばかりです。見つけた瞬間、一瞬の迷いもなく購入しました。

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本格、奇想、幻想、純文学、ミステリ、恋愛……SFというジャンルが持つ幅の広さと可能性を詰め込んだ、オリジナル日本SFアンソロジー・シリーズ刊行開始。第1弾は10人の完全新作+故伊藤計劃の絶筆を特別収録。

『上級国民/下級国民』 橘 玲

橘玲先生の2019年の話題作で、読んだ方も多いのではと思います。盛り上がりが一段落したところでじっくり読みたいと思っていました。

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「下級国民」を待ち受けるのは、共同体からも性愛からも排除されるという“残酷な運命”。一方でそれらを独占する少数の「上級国民」たち。ベストセラー『言ってはいけない』の著者があぶり出す、世界レベルで急速に進行する分断の正体。

『コミュニケーションは、要らない』 押井守

押井監督のSFアニメのファンですので、著作を見かければこれも迷いなく買います。そういった理由です。

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ただ気分を吐き出すためだけの言葉をネット上に書き散らし、真偽の不確かな情報に右往左往し、目的もなく自分のフォロワーを増やそうとする。そんなものは、コミュニケーションではない。高度成長期以降、日本人は「現状維持」のために協調性ばかり重んじて、本質的な問題について真剣に「議論」することを避け続けてきた。そのツケが今、原発問題を筆頭とする社会のひずみとして表面化しているのだ。我々はなぜ人と繋がろうとするのか。真のコミュニケーションとは何か。世界が認める巨匠が初めて語る、目から鱗の日本人論。

 

今週は以上です。せっせと読みます。

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