『考えてもみなよ。1冊の本の文字数が少なく見積もって10万字だとすると、君が積んでいるその100冊の本だけでも1000万字分のデータ量だ。今はまだ積んでるけど、いつか読むんだろ?それは、それだけのデータがいつか君のなかに取り込まれるってことさ。そう考えると積むことも悪くないなって、そう思えるだろう?』 – newnakanostories
『もぎりよ今夜も有難う』 片桐はいり
先日、ネットニュースでこんな記事をみかけて「おお」と思いました。

あの片桐はいりさんが東京(大森)の映画館でときどきチケットもぎりをやっている、という話で、この記事で語られている映画愛にとても感銘しました。そこで、その若き日のもぎり嬢時代のエピソードがまとめられているこの本を入荷してきました。
最初のほうの何編かを読んでみたのですが、とにかく映画が好きで好きで仕方なく、映画の事ばかり考えて過ごした青春時代のエピソードはどれもグッと来ました。読みすすめるのが大変楽しみな本です。
映画「かもめ食堂」の初日挨拶で、シネスイッチ銀座の舞台に立ったとき、かつて銀座文化でもぎりのアルバイトをした7年間がキラキラした宝物のように思い出され――。「映画館の出身です!」と自らの出自を述べる俳優が、映画が活況だった頃の懐かしい思い出や、旅先の映画館での温かいエピソードをユーモアとペーソスを交えて綴る名エッセイ。
『読み出したら止まらない! 海外ミステリー マストリード100』 杉江 松恋
こういったガイド本を見つけるとかなりの確率で買ってしまいます。こういうのを読めば読むほど、読みたい本が増えて積まれる本も増えていくわけですが、もうそれはしょうがないことです。
パラパラとめくってみましたが、知らない作品もたくさんあっていい感じです。こういったガイドには、それぞれの本のあらすじがざっと紹介されていますが、あらすじを次々と読むのは意外と止まらなく面白いもので、youtubeで次々と映画の予告編を見るのが止まらないのと似ているような気がします。
古今東西あまた存在するミステリー。何を読めばいいのかわからない! 買って損せず、読んで満足できるのはどの作品?今もっとも信頼できる書評家が自信をもってお薦めする、ファン必読の海外ミステリー100作!
〈あらすじ〉〈鑑賞術〉〈さらに興味を持った読者へ〉の項目で丁寧に紹介。100作品のほか、入手困難で見送らなければならなかった本や古典を語るコラムも充実。
以上です。
今週末も続々と入荷していますので、引き続き、少しづつ記録していこうと思います。